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オリーブの木のお話

オリーブの花言葉ってご存じですか?

花言葉は「平和」「勝利」「知恵」の3つ。


「平和」の由来は、旧約聖書の「創世記」に記されているノアの方舟が有名ですね。 神は人々の悪行に怒り、洪水で地上を滅ぼすとノアに告げます。 神に家族とすべての動物のつがいを乗せる舟の建造を命じられたノアは 「ノアの方舟」を建造し洪水を生き延びました。 40日後、ノアが地上にハトを放つと、舞い戻ったハトは口にオリーブの若葉をくわえ戻ってきました。 オリーブの若葉をみたノアは、洪水が鎮まり地上に平和が戻ったことを実感するのです。 このエピソードからオリーブは平和の象徴となりました。

「知恵」の由来は、古代ローマで土地の支配権を巡ってアテネとポセイドンが対立していた時代。 大神・ゼウスは2人を呼び「島を繁栄させ、人々の暮らしに潤いを与えた側に支配権を渡します」と提案しました。 ポセイドンは戦に役に立つ馬を作り人々に与えました。 一方アテネはオリーブを作り、島中に植えることにしたのです。 年月が経ちアテナが植えたオリーブには果実が実り食糧やオイルの原料として役に立ちました。

また暑い日には木陰を作り、花を咲かせ、人々に安らぎも与えました。 人々は馬よりもオリーブを支持し、見事アテネは島の支配権を手に入れたのです。 このエピソードから「知恵」の象徴として広く知られることになりました。

そしてその都はアテナイ(現在のアテネ)と呼ばれるようになり、アクロポリスの丘に女神アテナをまつりました。 オリーブはアテナに捧げる木となり、アテナの祭の競技の勝利者にはオリーブの冠が与えらるようになりました。 このことから「勝利」のシンボルツリーとして知られるようになりました。 アテネはオリンピックの聖地として有名ですよね。

ぜひプレゼントに

陽の気を持つオリーブの花言葉の由来は、とても前向きな意味が込められているので、おめでたいプレゼントにも最適です。

平和という花言葉は結婚祝いに、勝利や知恵の花言葉は、開店祝いなどにも向いています。 オリーブを玄関に飾ることで、家族を困難から守ったり、悪い気が家の中に入り込むことを防いでくれるのでシンボルツリーにも。 

最後に

オリーブは一本の木では実が付きにくい植物なんです。 実をつけたいときは相性の良い別々の品種のオリーブを寄り添って植えたり、並べるのがベストな栽培法。 春を迎え、5月頃に同じタイミングで開花し受粉しあうと、実が成る確率がぐっと上がります。 この微笑ましい姿が、寄り添って一緒に歩んでいく夫婦に似ていることから「夫婦の木」とも呼ばれているんですよ。

本日はここまで。 次回もお楽しみに!